December 10, 2007
HAインプラント

久しぶりにミッドタウンに行ってきました。
と言っても遊びではなく、趣味のインプラントについての勉強。
グリーン歯科クリニックで採用しているインプラントは、ITIとアストラのインプラントを使用しています。
ITIは、昔から日本で普及しているオーソドックスなインプラントであり、信頼して使うことが出来ます。
歯科医師になってから、20年くらいたつがずっとこのITIインプラントを使ってきました。
使いやすく、予後も良好な為、他のインプラントに浮気する気はあまりありませんでした。
しかし、審美性を追及していくと形態の面でやや予後が不安な点がでてきたので他のインプラントも導入していくことになりました。
プラットフォームスウィっチングで有名なアストラを導入して、審美的なインプラントはこちらのインプラントを選択することになります。
そして、より骨が少ない患者さまのために、もう一つのインプラントを導入を検討しています。
それが、白鴎のスプライン、つまりHAインプラントです。
これは、チタン製のITIやアストラそしてブローネンマルクなどの一般的なインプラントと違い、表面の素材が違います。
HAつまりハイドロキシアパタイトが表面にコーティングされていているのです。
そのため、骨を誘導する能力が、チタン製のインプラントより優れている、とメーカーでは言っています。
でも、昔のHAインプラントを知っている者にとってはにわかには信じられないのも事実です。
昔のHAインプラントはあまり良くなかった。あまり骨とはくっつかないのです。
そのため、あっという間にHAインプラントはすたれ、チタン製インプラントが普及していったのです。
その後、チタン製のインプラントは、全世界で普及し、現在でもこのシェアが広がっています。
今回の学会においても、この点について述べている演者もいました。
それによると、HAが高結晶化させたことによりチタン製のものより骨を誘導することができるそうです。
10年以上の臨床結果では問題ない、そしてむしろ骨が少なくてもHAインプラントが少ない骨でも新たに骨を誘導することができるのだ。というのが今回のテーマであったようです。
実際、症例を見ていくと本当のような気がする。
日本人は、外人に比較して骨において非常に細いようである。
外人は骨が太いため、インプラントに骨を誘導するHAインプラントはほとんど必要ないため、信頼のあるチタン製が使われる。
ただ、骨が少ない日本人には、チタン製では難しいケースもでてきており、そのような場合にHAインプラントを使うことにより、難易度の高い手術を避けることが出来るということであるかなと思われます。
何にせよ、グリーン歯科クリニックでは、安全を第一に考えて診療しています。
そのため、まずはチタン製インプラントを第一選択とし、HAインプラントはもう少し様子をみて信頼に値するなら使ってみたいと考えて診療していきます。
なお、今回の話には反論する歯科医師も多いと思います。
今回の話にも、かな?
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