April 29, 2008
口腔癌

先日は、新人歓迎会でした。
新たなスタッフが参加しての診療で明るく診療ができそうです。
ところで、グリーン歯科クリニックが、開業して13年たちました。
その間に、口腔癌の患者を4人大学病院などに紹介してきました。
約10000人中の4人ですから、そんなに多い確率ではありません。
しかし、口腔癌もある一定の割合で発生します。
そんな中、神奈川県では口腔がん検診が始まろうとしています。
その口腔がん検診を推奨している藤沢市民病院の石川先生の講演を受けてきました。
統計的には口腔癌は10万人に2人程度の発生率ですが、2003年には5600人が口腔癌で死亡しており、徐々に増加傾向があります。
最近の有名人では、元双子山親方が口腔底ガンで亡くなった事を覚えている方もいるでしょう。
口腔癌の予防法としては、タバコやアルコールを控え、バランスの取れた食事をするなどの生活習慣の改善が挙げられます。
しかし、最も確実な予防は、口腔癌に関してある程度の知識を持つ歯科医師に、定期的に健診をしてもらうことしかありません。
ちょっと変なものができている。2週間以上治らない口内炎がある。舌がしみる、痛む。などの症状がある際には気楽にまずは診てもらう、ことがお勧めです。
ちなみに、口腔癌の治療には手術、放射線、抗がん剤が3本柱です。
ステージにおいて、これらを単独もしくは併用して治療に当たります。
ステージ1や2程度であれば、ほぼ100%治ります。
ただし、ステージ3もしくは4になると5年生存率は50%くらいになります。
最近注目されている治療法として、超選択的動注化学療法があります。
この方法は、動脈にカテーテルをいれ、ガンの近くで抗がん剤を集中して処方する方法です。
そのため、手術を避けることができるようになり、味覚や発音などの障害も少なくなります。
横浜市立大学では、この方法により、驚異的な5年生存率に改善が認められています。
放射線治療も有効なことが多いですが、味覚障害や口腔乾燥が必ずおきます。
どの方法をとるにしろ、利点欠点がありますので、それを考慮して主治医と相談の上、治療に当たります。
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