歯周病

April 05, 2009

免疫革命

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日曜日は桜も満開。
登戸の三角公園でもブルーシートがひかれ、花見を楽しんでいました。
 
先週、久しぶりに富士サファリパークにいってきました。
ライオンやキリンや熊などにえさやりもでき、子供たちは大喜びです。
ライオンも1歳半になると体格では大人とほとんど変わりません。
迫力があります。
 
 
先週に免疫革命で有名な安保徹先生の講演を聞いてきました。
「白血球の自律神経支配」というテーマの講演ですが、まさに安保ワールドでした。
 
簡単に要約しますと、白血球は交感神経が優位になると顆粒球が多くでき、副交感神経が優位になるとリンパ球が多くできます。
風邪が治るのが夜です。
昼に風邪がなおるということはあまりありません。
夜になると副交感神経が優位になり、リンパ球が働いて風邪が治るためです。
 
また、喘息やアトピーなどのアレルギーは、リンパ球が優位な夜に症状が悪くなります。
これらの病気は甘いものを控えれば、よくなるそうです。
 
甘いものを食べると、球べきにインシュリンが分泌されます。
すると低血糖になり、甘いものをすぐにほしくなります。。
低血糖が続くと血糖を高くするために、切れやすくなります。
切れるとアドレナリンが分泌され、血糖を高くするためです。
 
そのため五穀米のようなものをゆっくり食べることにより、精神の安定化が図れます。
 
また、交感神経を常に働かせすぎても、また常にリラックスして副交感神経が優位が連続しても低体温になり、病気になりやすくなります。
病気にならないためには、適度な運動が必要で、姿勢も浴すべきです。
楽ばかりをしていれば、副交感神経が常に優位な状態では、低体温になり病気になりやすくなります。
 
癌やうつ病も、ストレスをなくし、楽な環境を作れば治ります。
 
他にも鳥と体温の話など、とても楽しい講演でした。
 
 
一般論として言えば、至極当然のことばかりです。
ただし、これをきちんと常に実践するのはとても難しいことです。
 
安保先生は、すべての病気がいとも簡単に治るかのようにいいますが、実際の医療の現場ではすべての病気が、安保先生がいわれるようには簡単には治りません。
ただし、病気の一面を見れば、安保先生が言われることも真実だと思います。
 
ストレスをなくすことにより、多くの病気は改善します。
われわれ歯科医にとっても、歯周病は免疫の悪化により悪くなる病気ですが、それだけでなく感染症であり、バイオフィルムも関連している病気です。
患者一人一人の病態はさまざまであり、その患者さまに合わせたオーダーメードの医療が必要です。
歯周病の治療においても、免疫の状態の改善と同時に、感染症の治療も必要です。
病気を多面的に診て、的確に医療をしていくことが、いい医療ではないでしょうか。
 
 
 
 
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March 17, 2009

糖尿病と歯周病

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先週、糖尿病と歯周病の講習に出てきました。
 
2007年の厚生省の統計では、糖尿病とその予備軍が2210万人もいます。
つまり、日本人の5人に1人は、対象というわけですね。
 
ただし、実際に治療を受けているのは、この内の50%です。
 
糖尿病は、初期のうちには自覚症状がないため、放置されやすい病気です。
ただし、多くの重大な合併症があります。
失明、腎症、足病変などの重大な問題を引き起こします。
腎透析や成人失明の原因の第一位が糖尿病によるものです。
 
 
さて、われわれ歯科医療関係者にとって重大な疾患である歯周病は、いろいろな疾患とも関連があることがよくわかってきています。
 
たとえば、
1、細菌性心内膜炎
2、アテローム性動脈硬化症
3、早産と低体重児出産
4、誤飲性肺炎  
 高齢者の口腔ケアを積極的に行うことにより、高齢者の発熱回数を抑えることができます。
5、糖尿病   
歯周病が糖尿病を悪くし、糖尿病が歯周病を悪くするということがわかってきています。
 
こういったように歯周病をそのままにしておくと、さまざまな病気をひきおこします。
 
また、肥満も炎症があることと同じととらえられるようになってきていて、糖尿病、肥満、歯周病はお互いに関連する病気ではないかとも言われています。
糖尿病には、口渇と口腔乾燥が生じます。
 
 
実際に、歯科においては歯周病の治療としては以下のようにしています。
 
歯周病は、歯周病菌の感染する病気です。
ただし、歯周病菌が自分を保護するようにネバネバしたバイオフィルムで覆われているため、抗生剤を飲んでもほとんど効きません。
まずは、このネバネバしたバイオフィルムの破壊が必要です。
そして、深い歯周ポケットにバイオフィルムがあると、ブラッシングのみでは取れません。
そのために、スケーリングをします。
表面的には、PMTC(デンタルクリーニング)をしてこのバイオフィルムをとります。
歯周病が重度の方には、1ヶ月に1回のPMTCを必要とする方もいます。
 
電動ブラシについて
現在生き残っている電動ブラシは、ほとんどが音波ブラシです。
超音波ブラシは、細かすぎてプラークが取りきれません。
現在のシェアトップはソニッケアです。
ズボラな人は、大きめヘッドで2分、まめな人は小さめヘッドで4分のブラッシングが効果が出たという統計もあります。
プラークをとるのに有効な音波ブラシですが、最初のうちは是非、歯科衛生士の指導を受けてください。
その後のブラッシングがぜんぜん変わります。
 
 
キシリトールガムについて
虫歯は、虫歯菌が感染して発症する病気です。
その虫歯菌には、糖が必要です。
キシリトールをとると、この虫歯菌が代謝により、だんだん弱くなります。
つまり、キシリトールを定期的にとると、虫歯になりにくくなります。
フィンランドでは、国策として学校で食後にキシリトールガムをかむことをさせていて、その結果虫歯が劇的に減っています。
 
 
 
 
 
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December 09, 2008

口腔内科と歯周内科

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先週、口腔内科や歯周内科で著名な王先生の講習を受講しました。
 
副院長の山内先生の紹介してくれた講習です。
山内先生は、漢方薬を口腔乾燥症や味覚障害、舌痛症、口臭などにも処方して治療しています。
そして、その効果を東洋歯科学会にも発表してきました。
 
さて、最近歯科界でちょっとした話題になっている口腔内科や歯周内科に関する話でしたので興味をもって聞きました。
 
そもそも歯周病は、歯周病菌がネバネバとした膜を形成し、それを基に歯をささえる骨を溶かす病気と言えます。
そんなネバネバした膜をバイオフィルムといいます。
このバイオフィルムによりおおわれて保護されている歯周病菌をやっつけるのは非常に困難なことです。
実際には、プラークコントロールをきちんとし、その後歯石を取ります。
その後、歯周病の改善が見られたら、次は定期的な健診によりクリーニングを行い、バイオフィルムをきちんと除去します。
 
多くの患者がこれだけで歯周病の改善が見込めます。
 
ただし、非常に進行のはやい若年性歯周病は、これだけではうまくいきません。
そのために、歯周病を内科的に治療しようと考えるグループが出てきました。
この考え方を歯周内科と呼んでいます。
 
基本的には、基本的な歯周病治療を終了後、ジスロマックなどを処方します。
ジスロマックは非常に強力な抗生剤ですので、3日までしか出してはいけません。
副作用も、下痢や腹痛などありますが、これは我慢するしかありません。
ただし、歯周病の出血がすばやく治り、若年性歯周病にも非常に有効だそうです。
 
ただし、この治療法には現在、賛否両論あり、グリーン歯科クリニックでは積極的には取り入れていません。
副作用の問題と、保険が適応できないのと、ジスロマックを使用せずともきちんと歯周治療をするとほとんどが問題なく治るからです。
 
我々としては、漢方などの口腔内科としてはOKだが、強力なジスロマックなどを処方する歯周内科にはより注意深く用いるべき、という方針でいます。
 
歯科治療には、いろいろな治療法があり、自分が正しいと信ずる歯科治療を今後も提供していきます。
 
 
 
 
 
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